地蔵倉と小松淵、そして肘折に流れる青緑色の豊かな水をモチーフに制作を行いました。取材を通じ、肘折は豊かな水源によって息づいている土地であると感じました。昔は一帯が湖であったというお話から、山に残る水に削られた跡、人々が愛する温泉、そしてそれらの静かで暖かい水の恵みとはまた違った面を見せる小松淵の様子、その全てが肘折という土地を豊かにしてきたのだと思います。作品では地蔵倉から小松淵までの土地の様子と水の流れを木版画と手描きの両方で描いています。
制作者プロフィール
青森県出身
東北芸術工科大学芸術学部美術科版画コース卒業
東北芸術工科大学芸術工学研究科修士課程芸術文化専攻洋画領域修了
【ウェブサイト】
http://www.facebook.com/MariAkiba