恐怖と好奇心の入り混じった感覚。
今年肘折に訪れたとき、子供の頃にプールに飛び込んだ記憶を思いだしました。
肘折に訪れたときは必ず山の中に入ります。
初めは勇気を出して恐怖心を抱きながら、ただ歩き周るのですが、 少しずつ山に馴染んでくると、いつもとは違った景色がみえてきます。
それが、子供の頃、普段見ない水の中で感じたことと重なったのです。
5月に肘折に訪れることは、4年前から恒例の行事になりました。
同じ場所であっても、その年の気候や時期が少しずれるだけで、新しい発見と心が躍るような出会いのあるアドベンチャー。
勇気をもってダイブすれば、この地のいろんな魅力をもっと見ることができるはず。
古田 和子 | Kazuko Furuta
土地に生息する動物や植物の営みをモチーフに絵を描いています。
牡鹿半島に生息する鹿。益子町の大きなアカメガシワを訪れるキビタキの群れ。
そこにある生活やかつての記憶を見聞きすると、大きな世界が根っこの部分で自分自身と繋がっていくように思えます。
日々新しく生まれるこの世界と記憶をかたちに残したいです。
1985 東京都世田谷区生まれ
2015 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻修士課程修了
【個展】
2013 - 「風の景色」フリュウ・ギャラリー(東京)
2016 - 「鹿画廊|2015-2016・冬」はまぐり堂・高見(宮城)
2017 - 「鹿画廊|2017・冬」はまぐり堂・高見(宮城)
「鹿の目」はまぐり堂・高見(宮城)
2018 - 「世田谷区芸術アートアワード”飛翔”受賞記念展覧会」世田谷美術館(東京)
【グループ展】
2014 - 「ひじおりの灯2014」大蔵村肘折温泉街(山形)
2015 - 「東北芸術工科大学 卒業・修了制作展」東北芸術工科大学(山形)/東京都美術館(東京)
「ひじおりの灯2015」大蔵村肘折温泉街(山形)
「土祭」旧濱田庄司邸(栃木)
2016 - 「辛 遊理・古田 和子 2人展」ガレリア・グラフィカbis(東京)
「ひじおりの灯2016」大蔵村肘折温泉街(山形)
「山形ビエンナーレ|東北画は可能か?~地方之国現代美術展~」東北芸術工科大学(山形)
2017 - 「small works 2017」ガレリア・グラフィカbis(東京)
「ひじおりの灯2017」大蔵村肘折温泉街(山形)
2018 - 「リトル・フォレスト-漆と日本画の3人展-」art space morgenrot(東京)
「鹿画廊|2018・冬 」 はまぐり堂・高見(宮城)
「small works 2018」ガレリア・グラフィカbis(東京)
【賞歴】
東北芸術工科大学 卒業・修了制作展 優秀賞(2015)
世田谷区芸術アートアワード”飛翔”(2017)
【所蔵】
山形市役所(山形)
蛤神社(宮城)
古山閣 オーベルジュ(山形)
Caféはまぐり堂・高見(宮城)
【ウェブサイト】
http://www.furutakazuko.com/