和紙職人が丁寧に紙をすく。その紙を肘折青年団が継ぐ。組子職人が狂いなく枠を組み上げる。作家が肘折を見て感じて画材や技法を考えながら表現していく。その渾身の作品を組子職人が枠に貼る。そうやって人から人、技術から技術へと渡りやっと完成し温泉街に飾られる。
いつか自分もこの一連の作業を体感し、お客様にお伝えできればと思うようになり、今回作成してみた。
この構造では日本一の橋長を誇る希望大橋。大蔵村に生息する鷹2種。良縁を願い結ぶ地蔵倉の五円玉。湯治客を結ぶ肘折のお湯。自分と肘折を結んだ希望大橋。それぞれに思い入れもあり私にとっての縁起物。
結びにひじおりの灯に関わってくださる方々に感謝を申し上げたい。
【消灯】
【点灯】
【音声解説】
制作者プロフィール
1969年生まれ。高知県出身。
人生色々を経験した後肘折に流れ着く。
現在は宿屋、「おもっしぇひじおり」事務局他にて活動中。