肘折の杉の木は根元が平仮名の「し」の字に曲がっています。
これは雪の重みで形が変形しているそうです。樹皮も積雪の圧力を受け、波のような模様を描きます。
倒木など、木は枯れゆく際に木目に黒い線を刻むのだそうです。
さらさらした肌理の木目に走るまっ黒な線を見つめました。
初めて訪れた肘折で、記憶に残った印象を描きました。
【消灯】
【点灯】
【音声解説】
制作者プロフィール
作家 /秋田県秋田市
2022年度に秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻を卒業しています。
大学に進学するまでは山形県に住んでいました。