万物の様々な事象をELEMENTS(要素・要因)と題してこれまで、絵画や版画、写真、立体、ジャンルを問わず様々な手法で探究して参りました。
銀座スルガ台画廊レスポワール展選抜をはじめ、宮城県芸術選奨、河北美術展に複数回受賞などこれまでの創作を多方面で発表。
灯籠絵展示会「ひじおりの灯」は今回で3回目。2024年の1回目は静寂な森林に浮遊する鉱物を描き、石に宿る悠久なる肘折の地の記憶や気配を表現。2025年の2回目は火山と石抱き温泉、蓮子と山の3部構成で制作。10000年前のカルデラ形成時から1200年前の肘折温泉誕生、信仰や安らぎの現代を描いた。3回目は肘折の四季や表情を「彩光」と題してグラデーションで抽象的に表現。また、今回は8歳の息子と協働。息子が肘折を取材して描いた100枚以上のドローイングをシルクスクリーンに製版し灯籠に幾つか抜粋しプリントした。肘折に訪れた人の目に映る各々の肘折像を想起するような想いを込めて親子で灯籠を制作。また、これまでの肘折灯籠絵の制作や取材体験をもとに2026年11月に山形美術館にて開催される「みちのおくの芸術祭2026」企画「やまのひかり」BOXアートに参加。肘折の山をモチーフに作品を発表致します。(齋藤正和)
2年前から肘折に訪れた、肘折灯籠に惹かれて父と初参加。6月に取材を通して目にした肘折こけし、温泉街の路地裏で美しい音色で鳴くカジカカエル、河原で見つけた貝の化石、いでゆ館で食べた月山筍汁、迫力満点の源泉ドーム、悪天候の中激流を移動するカモの親子、早朝登った地蔵倉で出逢った地蔵達とお堂と朝日。寿屋で食べた天麩羅蕎麦と美味しかった椎茸天。など最高の肘折をハガキにドローイングし、そこから幾つか選定してシルクスクリーンの版に製版して、父の色彩で灯籠を表現した「彩光」の上に僕の「最高」の肘折たちを楽しく愉快に散りばめました。
絵の具には画材屋さんで見つけた蓄光インクを買ってきて、ぼくが描いたドローイングを灯籠に刷りました。その上から銀箔を貼りピカピカにしました。銀箔の隙間から薄く黄色い蓄光塗料が見え隠れして、夜に光ってくれたら良いなと思います。また、銀は空気中の成分に影響されやすく、時間を経て赤や青、黒などの色に変色するそうなので、来年の夏期灯籠展示ではまた違った色味で楽んでもらえるかもしれません。
僕は昆虫や生き物、植物の観察が大好きです。今はクワガタやウーパールーパー、アカスジ大アリの女王アリ通称「アリ子姫」、ナミアゲハの幼虫を飼育中です。初参加「ひじおりの灯」では、取材で印象に残った僕の「肘折最高」を一つ一つ絵にして肘折の魅力を灯籠いっぱいに表現しました。(齋藤蒼仁)
齋藤正和
(略歴)
1982年 宮城生まれ
2005年 東北生活文化大学卒
2026年 宮城県宮城野高等学校美術科教諭/宮城県芸術協会運営委員/新現美術協会会員
【個展】
2025年 ギャラリー娑羅
2024年 大衡村ふるさと美術館
2023年 晩翠画廊
2019年 ギャラリー専
2015年 銀座スルガ台画廊「レスポワール展」
2014年 SARP
【主な受賞】
2024年
国際芸術コンペティション「アートオリンピア2024」
ファイナリスト(起雲館)
2024年 第85回河北美術展
福島県知事賞(tfuギャラリーミニモリ)
2023年 第84回河北美術展
渋谷栄太郎賞(tfuギャラリーミニモリ)
晩翠画廊×一ノ蔵主催お酒のラベルコンペティション
晩翠画廊賞(晩翠画廊)
2017年
第54回宮城県芸術祭
宮城県知事賞/役員推挙(せんだいメディアテーク)
2015年
第52回宮城県芸術祭
門田勝太郎賞(せんだいメディアテーク)
宮城県芸術選奨
新人賞(宮城県美術館)
2014年
第51回宮城県芸術祭
宮城県教育委員会教育長賞(せんだいメディアテーク)
第64回モダンアート展
佳作賞/会員推挙(東京都美術館)
第64回新現美術協会展
会員賞(せんだいメディアテーク)
2013年
第50回宮城県芸術祭
宮城県教育委員会教育長賞(せんだいメディアテーク)
第63回モダンアート展
佳作賞(東京都美術館)
2012年
第49回宮城県芸術祭
仙台市教育委員会教育長賞(せんだいメディアテーク)
2009年
第62回塩竈市美術展
洋画部 大賞(エスプ塩竈)
2007年
第57回モダンアート展
新人賞/ターレンスジャパン賞(東京都美術館)
第57回新現美術協会展 招待作家賞/会員推挙(せんだいメディアテーク)
【主なグループ展】
灯籠絵展示会「ひじおりの灯」
""2024〜2026""(肘折温泉)
みちのおくの芸術祭(旧山形ビエンナーレ)
""2014〜2026"" (東北芸術工科大学/京都市美術館/山形美術館他)
国際芸術コンペティションアートオリンピア
""2024.2026""
(起雲館)
宮城県芸術祭絵画展
""2012〜2015.2017〜2026""(せんだいメディアテーク)
新現美術協会展
""2007〜2026""(せんだいメディアテーク)
モダンアート展""2005〜2015""(東京都美術館/京都市美術館/金沢21世紀美術館/埼玉県立近代美術館/横浜市民ギャラリー/せんだいメディアテーク)
河北美術展
""2004〜2005.2007.2010.2023〜2025""
(藤崎本館催事場/tfuギャラリーミニモリ)
他多数
齋藤蒼仁
(略歴)
2017宮城県出身
2026年 仙台市内小学校3年生在籍
【主な受賞】
2024年
第18回東北の建築を描く展
小学生部門 奨励賞(せんだいメディアテーク)
出品者最年少受賞
2020年
仙台市八木山動物公園主催レッサーパンダ命名募集 命名採用「グミ」※2000通の応募中採用
(「グミ」ちゃんは現在那須動物王国に在籍)
【主なグループ展】
2026年 灯籠絵展示会「ひじおりの灯」
2018年 東北の建築を描く展