商店のお母さんに嫁いできた頃の話を聞きました。
初めて肘折を訪れたとき、どんどん山奥に進んでいくもので驚いたそうです。いまはすっかりこの土地の人。山菜からマムシまで、山の食材をてきぱきと調理する素敵な女性です。
肘折はたくさんの人が体を休めに訪れる場所。別の場所から山を越えて辿り着いた人々やものたちもまた、ここに根付いて、新たな命や文化を生み出してきたのだと思います。
旅館で受け継がれるお雛様、先祖が残した古文書、取材で出会ったハレとケの食べ物をモチーフに、ここに住む人々が繁栄していく様子を描きました。
1990年 宮城県生まれ 山形県在住
2013年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業
2015年 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了
(個展)
2017年5月 「肥沃の森」馬喰町ART+EAT/馬喰町
2014年 「トチを食べる」 アートルームEnoma/仙台
(グループ展など)
2016年 「日々是好日 -根づくもの 脈々と」 塩竃市杉村惇美術館/塩竈
「たべるとくらす」 はじまりの美術館/猪苗代
(参加プロジェクト・その他)
2012年 エスパル仙台社員食堂壁画制作/仙台
凸版印刷社員食堂壁画制作/仙台
2013-2016年 「ひじおりの灯」 肘折温泉街/大蔵村肘折温泉
2014年 「紅花colors」白鷹町/白鷹あゆーむ
2015年 「ワークショップ 巨大かるたをつくろう」講師 塩竈市杉村惇美術館/塩竈
2016年 「世界遺産 ラスコー展」 洞窟壁画を体験・制作する小中学生へのアウトリーチ事業 東北歴史博物館・塩竈市杉村惇美術館/多賀城・塩竈
(賞歴)
2012年 国際瀧冨士美術賞 第33期奨学生選出
2014年 三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生選出
(所蔵)
2014年 山形市
2016年 塩竈市
【ウェブサイト】
https://www.asanoyuriko.com