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ひじおりの灯2019

「大きな大きな肘折さん」
古田 和子 | ふるた かずこ

取材合宿の際に目にとまったのは、肘折の湧き出るような自然だった。
それまでに何回もみた景色だったが、歌うように流れる笹にごりの銅山川や、生まれたての胡桃の芽、踊るように風にたなびく岩鏡たち。
5月の肘折は、赤子のようにうぶで柔らかく、まぶしいほどの生命力に溢れている。
体内をめぐる血液のように、肘折には豊かに水が流れる。
その水脈は、健やかな自然を育む。
だんだんと、肘折という土地におおきな人が横たわっている姿が見えてきた。
大きな大きな肘折さん。
いつまでも健やかにありますように。

制作者プロフィール

土地に生息する動物や植物の営みをモチーフに絵を描いています。
牡鹿半島に生息する鹿。益子町の大きなアカメガシワを訪れるキビタキの群れ。
そこにある生活やかつての記憶を見聞きすると、大きな世界が根っこの部分で自分自身と繋がっていくように思えます。
日々新しく生まれるこの世界と記憶をかたちに残したいです。
1985 東京都世田谷区生まれ
2015 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻修士課程修了
【個展】
2013-
「風の景色」フリュウ・ギャラリー(東京)
2016-
「鹿画廊|2015-2016・冬」はまぐり堂・高見(宮城)
2017-
「鹿画廊|2017・冬」はまぐり堂・高見(宮城)
「鹿の目」はまぐり堂・高見(宮城)
2018-
「世田谷区芸術アートアワード”飛翔”受賞記念展覧会」世田谷美術館(東京)
「はまぐり堂アートプロジェクト『魚のなきごえ』vol.1古田和子展」
【グループ展】
2014-
「ひじおりの灯2014」大蔵村肘折温泉街(山形)
2015-
「東北芸術工科大学 卒業・修了制作展」東北芸術工科大学(山形)/東京都美術館(東京)
「ひじおりの灯2015」大蔵村肘折温泉街(山形)
「土祭」旧濱田庄司邸(栃木)
2016-
「辛 遊理・古田 和子 2人展」ガレリア・グラフィカbis(東京)
「ひじおりの灯2016」大蔵村肘折温泉街(山形)
「山形ビエンナーレ|東北画は可能か?~地方之国現代美術展~」東北芸術工科大学(山形)
2017-
「small works 2017」ガレリア・グラフィカbis(東京)
「ひじおりの灯2017」大蔵村肘折温泉街(山形)
「リトル・フォレスト-漆と日本画の3人展-」art space morgenrot(東京)
2018-
「鹿画廊|2018・冬 」 はまぐり堂・高見(宮城)
「small works 2018」ガレリア・グラフィカbis(東京)
「ひじおりの灯2018」大蔵村肘折温泉街(山形)
「永遠と1/60秒 古田和子×山増ちひろ」旧西村写真館(山形)
「リトル・フォレストvol.2 漆と日本画の3人展」art space morgenrot(東京)
【賞歴】
東北芸術工科大学卒業制作 優秀賞
東北芸術工科大学修了制作 優秀賞
世田谷区芸術アートアワード”飛翔”
【所蔵】
山形市
蛤神社
古山閣 オーベルジュ
はまぐり堂・高見
 


【ウェブサイト
https://www.furutakazuko.com/